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子宮筋腫と平滑筋肉腫とは少しずつ症状に違いがあ
ることが指摘されているが医療関係者には内部不均
一や出血、変性を示す場合は子宮筋腫との診断だけ
ではなく子宮肉腫の疑いも求められます。(画像上
では子宮肉腫に特異的な所見は無いが、カラードプ
ラを用いた場合、肉腫では腫瘍内血流が増加してい
る、多くの場合は手術標本の術後病理検査で診断さ
れる)リンパ節転移がある場合や腫瘍が子宮外へ進
展しているV〜W期の予後は極めて不良と言わざる
を得ない状況です。高度悪性度の平滑筋肉腫ではV
〜W期で90%以上の方が2年以内に死亡しており
ます。T〜U期でも5年生存率が10〜50%と厳
しい状況です。中等度の悪性平滑筋肉腫では病変が
子宮内に留まっていれば5年生存率は80〜90%
です。子宮頸部肉腫では平滑筋肉腫の5年生存率は
50%前後です。 |
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